嵐と電柱

chooco

電柱の森と街を抜けた先には向こう側へ続く橋があった。この先に一体何があるのだろう…。

ここで一回休もう。沢山歩いてきた時計塔やマンション群が小さく見える。リュックから日記を取り出し忘れないようにこの景色を紙に写し出す。　　　’またここに来ようね■■’　　　案内標識の示す機械塔を目指してまた歩き出す

この街から誰もいなくなってから30日。食料も底を尽きてきた。
荷物をまとめて’■■’と旅をする決意をする。
遠くに見える赤い光、あそこに行けば誰かいるかも知れない。壊れかけの拠点を出る。街が応えるように輝き始める。

落ちそうな■■を引き連れて廃マンション群を抜けた先には高速道路。道なり行けばここを抜けられるかな。空の橋から見えていた時計塔はこの方角へ歩き続ければたどり着けるはず。

朝の方向へあるき出す猫と少女。残りのご飯を求めてあの道の先に見える街に行く必要がある。

自然に飲み込まれている。
この工場を抜けた先に街があるようだ

梯子を登った先には電柱の墓があった

橋を渡りきった先に並ぶ廃マンション群。この先には見えないけど進むしか無い。

誰かに案内されている。また嵐をやり過ごす場所を探さなきゃ。
ここには誰か居た形跡は無い

時計塔から墜ちた。青に呑まれる景色はとても美しかった。

壊れた時計塔群。日の出とともに青く光っている気がする。遠くに大きな街が見える。だけど一度この足場を降りなきゃいけないみたい。道の先に梯子が見える。

電柱の森を抜けたその先には入道雲が広がっていた。ゆっくり流れる雲を見ながら目的地へ進む。

卵型の建物が鎖で吊るされている。まるで誰も近づけないようにしているみたい。よく見たら入り口が壊されている。あの中に目的地の手がかりがあるかもしれない。行ってみよう。

4:10 AM
たどり着いた高速道路。渡るのは難しそう。どうしようか？

標識の示す場所へ。あの見える塔は一体なんなんだろう

6:03PM ここはどこだろう。
電柱に登って見渡す。目印は見つからないけど、とても綺麗だった。